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彼女いない暦=年齢の中途半端なオタ
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 ―――オレの名前はタクヤ。額に邪気眼を持った高校生。ピザでオタ体質の嫌われボーイ\(^o^)/

 オレの数少ない友達は脳内彼女を持ってるトシ、引きこもりニートのカズ、大学7年生のマサト。
 仲間がいてもキャラがカンストしてしまったネトゲは退屈。今日もカズとアイテム分配でけんかになった。やっぱ潤いがないとこんなこともあるからストレス溜まりまくり。ついでにオナ禁中でザーメンも溜まりまくり。こんな時は積んであるエロゲーを崩すことにしている。
 この腐りきった現実からの解放ってやつ?逃避とも言うかな!
「あ~彼女欲しい」
 そんな事をつぶやきながらひたすらクリック
「はわわ~、失敗しちゃった~」
 どいつもこいつも同じ台詞ばかりだ。2次元の彼女たちはみんなかわいいけど、萌え記号の集合体なやつばかりでオレの嫁と呼ぶに相応しいやつは誰もいない。
「転校生を紹介するぞ~」
……また萌え記号の集合体の登場かとオレは思った。とりあえずエロシーンで一回抜いてそれから嫁にするか考えるつもりだった。立ち絵が登場した。
「―――!!」
……チガウ、今までの彼女たちとは決定的に違う。ニュータイプであるオレの体を電撃が走り抜けた。
「……萌え~♪これこそオレの嫁!」
 彼女は実は女装ショタだった。選択肢があったにもかかわらずオレは『犯す』を選んだ。
「アッー」
 アナルに入れた。
ズチュ ヌッチャ ヌッチャ オレはイった。コミケ(笑)

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「あなたの寿命は残り1週間です」
自称死神の少女は言った
「今日が月曜日ですので来週の月曜日午前0時にお亡くなりになります。正確には私がこの鎌であなたの命を奪います」
なんでいきなりこんなぶっ飛んだ話をしているかというと、それは昨日の夜にさかのぼる。



 ボクの名前は喪男、19歳の大学2年生だ。一応、『大学生』という肩書きは持っているけど、講義はほとんど出ていない。と言うか、家から出てすらいない。明日は月曜日でもちろん授業はあるけど、既に自主休校する気でいる。そんなんで後々、単位が足りなくなったらどうするんだとは、自分でも分かっている。分かってはいるが、とりあえず後回しにしてこれから明け方までネットでもして時間を潰そう。時刻は0時ちょっと前、時間は飽きるほどにある、まずはお気に入りから回るか……

ぴんぽーん

 ……こんな時間にインターホンを鳴らすなんて誰だろう。新聞の勧誘がこんなに遅い時間に来るわけがない。来るとしたら、親しい友人が押しかけて来たりするぐらいだろうが、あいにくボクには電話もなしに家に来るような親しい友人は一人もいない。人と話すのは正直嫌だが、部屋の灯りがついているので居留守もできない。しょうがないので一応出ることにした。たぶん酔っ払いが自分の部屋と勘違いして、押したんだろう。

 めんどくさそうに歩いて玄関に行き、ドアを開けるとそこには少女が立っていた。もちろん知り合いの女の子なんていない。身長は150cmぐらいの小柄な体格、黒のパーカーに膝丈の黒のスカート、髪の色も黒で肩にちょっとかかるくらい。どう見ても高校生以下の年齢にしか見えない少女がそこにいた。外見は普通の女の子なのだが、少女は2mはありそうな鎌を持っていた。ボクが突然の来訪者、そして鎌を見てどう対応していいのか分からないまま立ち尽くしていると
「はじめまして、私、柏木美里(かしわぎ みさと)と申します。死神をやっています」
……いきなり「死神やってます」ときた。少女は完全に思考がフリーズしているボクなんか気にする様子も無く勝手に部屋に上がりこんできた。
「ホントは会ってすぐに説明しないといけないんですが、眠いので明日起きてからします。……このベット借りますね、それじゃあオヤスミなさい」
ボクの返事も待たずに彼女はさっさとベットにもぐりこみ寝始めてしまった。起こして部屋から追い出そうか考えたが、それを実行するほどの勇気がボクにはなかった。しょうがないので彼女を起こさずにボクも寝る事にした。一緒の部屋で寝るのには抵抗があったので玄関と部屋をつなぐ廊下で寝た。


で、朝になって今に至る。

 「おはようございます。昨日は説明もせずにすいませんでした。じゃあ自己紹介からしますね。私の名前は柏木美里です。12歳から死神を初めて今17歳です。あ、年齢の数え方は喪男さんたちと一緒ですから私のほうが年下になりますね」
彼女が自己紹介したんだからボクもしようと思ったが、よく考えてみると彼女は僕の名前を言っているのですっ飛ばすことにした。
「で、ボクに何のようなの?」
「まずは自分の自己紹介が先でしょ?初対面なんですからちゃんとやりましょう」
怒られた
「……名前は喪男、21歳で大学生」
「うん、事前に渡された資料どおりですね」
これはいいように遊ばれてるのではないか?

「じゃあ自己紹介が終わったので私が来た理由を簡単に説明します。まず、あなたの寿命は残り一週間です。今日が月曜日ですので来週の月曜日午前0時にお亡くなりになります。正確には私がこの鎌であなたの命を奪います。何か質問は?」
確かに説明自体は簡単だ。だが内容がぶっ飛びすぎじゃなかろうか?
「……あ〜、質問はいっぱいあるんだけど、まず寿命が残り一週間ってホント?」
「ホントです。あなたが信じるか信じないかは別ですが」
「信じないと話が進まなそうだから一応信じるよ。で、何でわざわざ死ぬ一週間前に来たの?どうせ一週間後にまた来るんだから2度手間じゃない?」
正直今の時点では全く信じられなかった。それよりも早く帰ってほしかったので、とりあえず話しがスムーズに進む方向に持っていくことにした。そうしないと変な方向に行きそうだからな。
「告知するのは昔から決まっていたので私には分かりません。それに2度手間じゃないですよ。これから一週間ここで過ごすんですから」
ほーら、早速変な方向に進んできた。
「えぇ!それはムリだよ!だってここ一部屋しかないんだよ!」
「大丈夫です、他の人を担当したときにも同じ部屋で寝泊りしてましたから」
「キミは大丈夫でもボクが持たないんだよ。せめて近くのホテルに泊まるとかしてくれないかな?」
「それはできません。喪男さんが逃げたり自殺する可能性がありますから。でも不思議ですよね、逃げるのはまだ分かるんですが、死ぬと分かってるのに何で自殺するんですかね?私が殺してあげたほうが痛くないのに。と言うわけでここで一緒に過ごします」
ん〜これ以上どんなに抵抗しても無駄そうだから認めるしかないのかな。一週間床で寝ればいいだけだ……。
「分かった、ここで寝泊りしていいよ。そして一週間後に僕を殺してくれ」
「了承が得られて良かったです。無理やり泊まるのも気が引けますからね」
無理やりって、やっぱり抵抗しても無駄だったのか。正直、一週間一緒に過ごすぐらいなら今すぐに殺してもらったほうが楽な気がしてきた。でもどうせそれも却下されるだろうけど。

こうして余命一週間の奇妙な同棲生活が始まった
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プロフィール
HN:
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/08/31
自己紹介:
創る側に回りたいと思ってる
中途半端なオタ

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